大学生のためのレポート・論文術 (講談社現代新書)

大学生のためのレポート・論文術 (講談社現代新書)

この本は至極実用的かもしれない。4年の春からの時期によってやるべきことと、文献をコピーした場合の整理しやすい製本の仕方まで書いてある。フォントのサイズの決定から参考文献の表記の仕方まで至れり尽くせり。「ぎりぎり合格」が読み物であるのに対して、これは図示が多い。
ぎりぎり合格への論文マニュアル (平凡社新書)

ぎりぎり合格への論文マニュアル (平凡社新書)

p187
以下、説明抜きで様々な言い換えを記しておく。
私は分からない  → 解明できた研究者は少ない
〜はバカだ     → 〜の見解には再考の余地が残る
〜は嫌いだ     → 〜が一般的に受容される可能性は少ない
〜は読みたくない → 〜を正当に評価することは困難である
〜を読まなかった → 〜の評価はまだ定まってはいない
もうダメだ      → 議論が錯綜してきたので、原点に戻ってみることにする

哲学のひとが書いてる論文の書き方はいまのところ他に見たことないので、そういう意味では一番適当。(出てくる文献のタイトルになじみがあるから読みやすいような気がする。 ex『はれときどきぶた』)
ああ 読めば読むほど泣けてくる(他の本も五冊くらい並行して読んでいるんですよ(弁明))

p61
いつも頭の中はクソミソ一緒で、カオス状態にあるのだが、スコラの哲学書を読むと、不思議なくらい心が落ち着き、光が差し込んでくるのである。ただし、万人向けではないし、また、スコラ哲学という秘密の花園は、できるだけ独り占めにしておきたい。幸いなことに、スコラ哲学と松本大洋岡崎京子のマンガを、同じ気分で、同じ喜びを持ちながら読める人は、私を含めて三人しか知らない。

はれときどきぶた (あたらしい創作童話 13)

はれときどきぶた (あたらしい創作童話 13)

鉄コン筋クリート (3) (Big spirits comics special)

鉄コン筋クリート (3) (Big spirits comics special)

リバーズ・エッジ (Wonderland comics)

リバーズ・エッジ (Wonderland comics)

最近はamazonマーケットプレイスで買い物をしまくっているのだけれど、今日は3冊買って本の価格が92円で、送料合わせると1,112円でした。