ヴィヨンの妻(昭和22年)

さっちゃん(26)が発育の悪い坊やをかかえてどろぼうの夫(詩人)が盗んだ五千円をかえすあてなくクリスマスイブに井の頭公園に行ったりして中野の小料理屋で夫の借金のかたに働いたりする話。
(母に語って聞かせたら、許せないそいつ! ころしたろか! と申しておりました。)

満願(昭和13年

夏の縁側に麦茶に小川に白いパラソル

太宰治 (ちくま日本文学全集)

太宰治 (ちくま日本文学全集)

ちくま日本文学全集は、文庫サイズだけれども、しっかりとした厚紙の表紙と、本の厚さで、どっしりと存在感がある素敵な本。本文の文字の大きさや行間隔もとても読みやすい。
最近は女生徒と我輩は猫であるとこころと河岸忘日抄と、東京百話天の巻とモードの迷宮とイデアと転校生とBJを読んでる途中。