サン・ジャックへの道

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旅をするとシンプルに生きられる、と感じたのは三年位前にカナダに3週間行ったときがはじめ。
それまでは家族で温泉旅行とか、山登りとか、楽しんではいたけど、家以外のところで眠るのが好きではなかった。
友達の家にお泊り、の経験もたぶん人より少ない。
けど、カナダに行くにあたって、三週間分の荷物をつくって、少しの間だけ生活をよそに移すということをしてはじめて、必要最低限で暮らすことの美しさを感じたような。*1
一週間程度の旅行に行く場合には、普段使うものを置いていったりするから、足りていないことに不安があったのかも。
サン・ジャックへの道は、あのサンディアゴへの巡礼の道を、遺産相続の条件として歩いていく、仲の悪い三兄弟のはなし。
二ヶ月に及ぶ巡礼ツアーのなかで、ほかの参加者の人生もかわっていく。
いっときの恋と、人生をともに過ごそうとする愛、の違いが描かれている、かも。
フランス、ヨーロッパの人種差別問題とかも。



旅の中で、荷物もシンプルに、生き方もシンプルに、感情もシンプルになる。そういうことをすごく感じた。



ツアーガイド役は、『アメリ』でアメリの部屋に昔住んでいた「少年」だった、宝箱と再会するおじさん役のひと。たぶん。

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「わたしたちふたりっきりよー」

*1:もちろん美しくないところも感じた。