　夢の中 - 記日のんごむ

ankoo2006-09-11

作者: トルストイ,バスネツォフ,おがさわらとよき
出版社/メーカー: 福音館書店
発売日: 1962/05/01
メディア: 大型本
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9時ごろか、どうぶつ奇想天外のデブ猫を見ているうちにたまらなく眠くなってしまい、死んだように眠り、11時過ぎか起こされてしまい、風呂に入って目が覚めないまままんがを読んでいたら3時前に雷が鳴り始め、土砂降りになり、なんだか安心してやっと横になったわけ。
すごくいろいろ間違っているのだけれど面白い夢を見た。
出かける前に金髪の中年女性（私の連れ）がお雛様を飾らなければいけないと言うので、玄関正面の大階段の踊り場の正面の会議机のようなものに何か供えに行ったのだけれど、窓の外を見ると真正面に寺のようなものがあって、なんだあそこにお雛様があるのだから飾り忘れても大丈夫だ、と安心した。起きてから少し考えたけど、ひな祭りがいつなのかさえもすぐには思い出せなかった。
たぶん中国なのだけれど、私はさびれたショッピングモールのような場所のあるフロアを歩き回っていて、なんの意味も無いオブジェのような、アトラクションのような飾りが連なっている廊下だった。私はそれを宗教ととらえていて、女の子がまっさかさまに落ちていくイメージが中心の教義だった。
それで重い扉を押してバルコニーの広場のようなところに出るとにぎわっていて、売店の女の子が売り物の傘を持ったまま後ろに反り返ってそのまま傘を支えにして見事に逆立ちで中に浮いていた。そういう傘。
私はドラマを見ていることになっていて、そのドラマは私の目の前で起こっていたのだけれど、主演は男女4人の歌い手、そのなかのひとりはオダギリジョーなのだけれど、顔は平井堅。四人が歌でそれぞれ1小節、ジャズのように掛け合いながら歌っていくのが本当に感動だったのだけれど、そこにメロディーがあったのかどうかは思い出せない。あと上野樹里かな。蒼井優かな。
枕もとの窓の外を眺めていると、さっきの寺との間には広い草原のような畑があって、座敷わらしのようなこどもが飛び跳ねながらとうもろこしを一本ずつ左辺の平屋に投げ込んでいて、右辺にある畑の東屋のようなところにもとうもろこしを置くのだけれど、代わりに葉野菜を彼女が食べる分だけ失敬していた。
それを眺めているのは二階の、一階部分のひさしの上で、私だけではなくて長屋のように連なる隣ではデブ猫の夫婦が、その隣にはライオンの夫婦など、三頭くらい。ライオンはしゃべります。
そんな、感じ。
解釈なんてしてもらいたいくらいだけれど、お雛様を飾ったのなんてもう前の前の家に住んでいるときが最後かもしれないし、寺は上海の市場の入り口の門のようだった（そこに足を踏み入れることは無かった）し、金髪の女性もショッピングモールを一緒に歩いたチャイニーズアメリカンもぜんぜん知らない人だけど、ドラマを一緒に見ていたのは、放送部のさえない素敵な眼鏡だった気がする。カッコいいしときめくのはメガネだけれど、本当に素敵なのは眼鏡です。『3びきのくま』の食事を勝手に平らげ、お気に入りのいすに勝手に座り、きちんと整えたベッドをぐちゃぐちゃにして逃げてしまう女の子はほんとうにひどい。トルストイとは彼のトルストイで、ほんとうにすごい。私は時々でんぐりがえりが無性にしたくなる。そしてする。傘をあの家に忘れてきたのかもしれない、彼女にメールしなくてはいけない。昨日の阿部サダヲの歌が生だったことが未だに信じられないけれども感動で、だからといって私はライブに行くことにそれほど情熱を燃やせない。その体力を他に使いたくなってしまう、ということを音楽好きの友人たちに後ろめたく感じてしまう。オダギリジョーは蟲師をカンヌで上映して、座敷わらしは昨日見た大好きなイラストのこどもだ（「はほー」と言って飛び跳ねている絵）。私の家庭菜園は青虫に食べられてしまって私が食べるところは無く、母と父はこの季節、毎日ゆでとうもろこしを食べているけど、わたしは中学以来それを食べていない。デブ猫はどうぶつ奇想天外だけど、ライオンは本当に何なのかわからない。ただ私を見つめていた。