はなしっぱなし (下) (九竜コミックス)

はなしっぱなし (下) (九竜コミックス)

『はなしっぱなし』はやはり「五十嵐版 蟲師」と思ってもらってほぼ間違いない。(むしろ蟲師五十嵐大介respectな作品なんだと思うが。)
そうすると講談社でいちど絶版にされているのが気になりすぎる。 されている という表現に注目して欲しい。絶版になるべき程度の作品ではない。(海野つなみにしたって、白泉社だったら絶対文庫化されているような本だろうに! キーっ!) 
「蟲」の話はひとつのジャンルとしてあるべきだと思うわ。本流はどこかな、と思うと、ついつい諸星大二郎を思い浮かべてしまう今日この頃。ムルムルは蟲だろ。ヨグはまた違うモノかもしれないけれど。
だいぶ前の日本映画学校のチラシのイラストがだいぶ素敵でおそらくまだとってあるはずなのだけれど、考えてみたらそれ五十嵐大介のイラストだわ! 間違いない。イラスト集も欲しいです。
ところで、走っていく電車や、電車から見た流れていく風景を、五十嵐大介ほどうまく描けるまんが家を他に知らない。知らないだけ。
はなしっぱなし 1 (アフタヌーンKCデラックス)

はなしっぱなし 1 (アフタヌーンKCデラックス)

蟲師 (1)  アフタヌーンKC (255)

蟲師 (1) アフタヌーンKC (255)

アンダーカレント  アフタヌーンKCDX

アンダーカレント アフタヌーンKCDX

「男の子 名前は町蔵」 「うそ! 本当に!?」 「うそだよーん 本当は康 康平だよ」
一本の映画。
そんな完成度。
それにしても別れまた別れ。
救いない。
メシ喰うな

メシ喰うな