萩尾望都のバレエ

青い鳥(ブルーバード) (PFコミックス)

青い鳥(ブルーバード) (PFコミックス)

萩尾望都の作品で、こんなにラブストーリーばっかりの本が他にあったろうか。バレエダンサーと愛憎物語。基本甘甘。
年を重ねて読むごとに印象が違うのもおもしろい。「ロットバルト」のピナが黒猫飼ってるのにはじめて気づいた。「青い鳥」のヤンは小野祐介かYO! って感じのキャラだし、何気に。おもしれえ。
いまだにわっかんないのは「ジュリエットの恋人」の主人公サンドラが、はじめはガハハと笑いガリガリと頭をかき、「ジュリエットの恋するロミオが口の悪い27歳のごっついおじんだなんてやってられっか(FUCK YOU)」とか言ってるイイ感じのキャラなのに、後半では「あたし オジンでもよくってよ」とか言ってること...! 恋なんて!
萩尾望都の作品の中では、1980年にはじまる「メッシュ」から、90年ごろまでのバレエに関する一連の作品までの時期のものが一番好き。
「A-A’ 」は81年、「X+Y」は84年。「天使の擬態」も84年。
萩尾望都 作品一覧(発表順):萩尾望都作品目録