スイッチ (第2巻) (花とゆめCOMICS)

スイッチ (第2巻) (花とゆめCOMICS)

ふと読み返してみた。先生と生徒との恋愛なんていう、つっまんない設定は花梨さんにとっては「設定」でしかなく、先生の心情なんてほとんど描かれなくて基本的に話は主人公の妄想妄想妄想で進む。先生モノでは『I LOVE HER』=『スイッチ』>『先生!』。入れていいなら南Q太のはるとあきシリーズが断然トップナンバーワン。でも、スイッチ以外は先生と生徒という設定を描くために描かれた、という感じがするんだけど、スイッチはその状況をぶつけられた乙女を描き倒すための設定だと思う。花梨さんの話はなんだってそうざまス。「学校」という場所の描かれ方が、世界中のまんがの中で一番私の感じていた学校に近い。画質のせいで学校がクリーンに見えてしまうところは違うけど。無機質でキタナイ、鼻炎になるほど。