ハウルの動く城1  魔法使いハウルと火の悪魔 (ハウルの動く城 1)

ハウルの動く城1 魔法使いハウルと火の悪魔 (ハウルの動く城 1)

読み終えた。ちょこちょこ読んで一週間で読めた。ちなみにわたし、高村薫は毎晩寝不足で一ヶ月かかりますから。
映画と本は一長一短。
映画はやっぱり二次的なものとして、説明不足や設定のはしょりで不満が残りますけど。
一回目に映画を見た直後には「家族がテーマ」だと思ったけれど、家族に関しての描かれ方は、映画と本とでは方向性がまったく違う、と思う。
映画は、孤独な子供、老人介護、など、と思った。ハウルの子供時代は「夏を一人で過ごした」などのセリフ、ハウルの身内は一切出てこない。レティーも最初にでてきたきり、母もサリマンに遣わされて来ただけ。エンディングではハウルとソフィーとカルシファーマルクルと魔女と犬との寄せ集めの家族が幸せそうに暮らす様子。
本だと、ハウルは家族にみはなされているものの、家族を愛している。エンディングではソフィーの家族がみんなその舞台にいる。
うん、だな。
今日レディースデイ*1だったので二回目見てきたよ。
吉祥寺の一番外れの小さいほうの映画館でレディースデイだったので、おばちゃん客も多かったみたいで、特に階段を魔女と一緒に上るシーンで、おばちゃんの笑い声が響きまくってたよ。一番受けてたのは「あんた今日はやめといたら」のセリフ。
一回目は興奮しすぎて細かいところが見れなかったのですが、今日はわりと落ち着いていたので画面全体を見回せたり。
一番の発見は! ハウルが自分の部屋で寝込んでるシーンで、天井からぶら下がっているものに、
破売
って書いてあったよ!
やっぱ映画のハウルはえらすぎだな。
本のハウルはひたすら女のコ口説きに行ってて、さいごにちょこちょこって魔法つかって問題解決だもん。こっそりいろいろしてたと言っても。
アブダラ(ハウル2)もちょっと立ち読みして面白そうと思ったけれど、女の子が主人公ではないので読みません。

*1:レディースデー?