オーブン料理

あこがれ、それはあこがれ。グラタンがとても好きだった頃からのあこがれ。いまはもうグラタンは飽きたのだけれど吉祥寺でグラタン皿を買った。オーブンと電子レンジで使えるお皿。ふだんから普段使いのお皿を電子レンジに入れてしまい若干の不安を抱いたまま電磁波を浴び続けているわけで、これでお皿は安心。残る不安は電磁波を気にする母の言動だけ。そんなに気にするんだったら電磁波計を買ってこいってんだ。
それでクリスマスを家で過ごさなかった家に鳥の骨付きもも肉が四本あったので、グラタン皿を利用して実験開始。
一本目。
フォークで肉をざくざくして色々浸み込むようにする☆ オリーブオイルを肉がつかるほど浴びせる。庭からローズマリーを回収してきて、泥まみれのローズマリーを一枚一枚(!)洗い、肉の上に。ニンニクは大きいかけらの半分くらい。塩コショウ。これで寝かせると味がしみこんでいいというウワサも聞きますがそんなに待ってられねーのよ。
茹でてあったジャガイモと一緒に180度のオーブンで30分+10分。
全体的にやわらかく、焦げ目などは付かなかった。美味くて夢中で食べる。
二本目。
ローズマリーがめんどくさいのでミックスハーブで済ませる。三本目も一緒に漬ける。180度のオーブンで40分かな。焦げ目付かず母に文句を言われる。
三本目。
ミックスハーブの上にさらにローズマリーとニンニクを増強。寝る前に250度で40分焼いておいて、朝さらに10分。いい感じに焦げ目。
バイトに遅刻しそうだったので一口だけ。おいしくない用事でおいしいものを逃すことほど悲しいことは人生にないんじゃないかといつもそのときは思う。帰宅すると骨だけになっていました。一緒に焼けたお野菜もーきれいさっぱりなくなってたー(ミュージカル調に)。
四本目。
ハチミツもくわえてオリーブオイルは控えめに。250度で10分やったところでオーブンを覗いたらすでに皮に焦げ目が付いていたので、裏返してそのまま『結婚できない男』を見ていたら気が付いたら残り3分で、半分黒焦げになっていた。阿部ちゃんを憎むのでもなく、「実験、飽きてきたな」という感想。
黒焦げは意外に表面だけ。生から焼いたジャガイモは表面ガリガリ中ほくほく。茹でてからのほうが好き。はちみつ味はやっすい感じになっていたのであまりお勧めできない。
ローズマリーとニンニク、オリーブオイルたっぷり、250度で皮側40分がお勧め。