自然と女性

魔女 第1集 (IKKI COMICS)

魔女 第1集 (IKKI COMICS)

魔女 2 (2) (IKKI COMICS)

魔女 2 (2) (IKKI COMICS)

はあああ、レベル高かった。これで一週間は生きていけます。じゅうでーん。
本当に凄いまんがを読むと私はビリビリふるえるというか、痺れる。
絵もうまい。
まんがに限らず小説や映画は、いかに読者の想像力をかきたてられるかも重要で、だから必ずしも絵がうまかったりする必要がないし、表現が稚拙だからといって否定の材料にはまったくならなかったりするんだよねー。
でもこれはほんとに凄い。圧倒される。
ビレッジヴァンガード下北沢店のポップが「二巻から読め」と言った意が解せました。一巻はフツーにすごい。二巻は五十嵐大介凄い。
「魔女」たちの話。オムニバス形式で。
一巻は破壊する者と対峙する魔女たち、かなあ。
二巻はモノが生物化してしまう話。諸星大二郎へのオマージュ。言葉を知りながら言葉を棄てられる者。
アトムのリズム。
哲学史を学んだ人なのかな。
最後は猫で閉める。ゴロゴロ。



http://plaza.bunka.go.jp/festival/sakuhin/sakuhin/manga04.html
きゃー男性だった。
我が家ではやはり五十嵐大介女性説が強い...どっちでもいいし、どっちでもなくてもいいのだけれど。



身体と女性

ベッドの中で死にたいの

ベッドの中で死にたいの

前の夫と暮らしていた頃から、今の夫と暮らし始めた頃までのまんがが収録されている、と思われる。もう、においで分る、みたいな。前の夫のはダーク成分充満してるもん。今の夫のは「春菊さんの春画」という感じ。っていうか出てくる男の顔がその時の夫の顔になってるんだよね! デンコちゃんの夫は前の夫だと思う。
まんが家として別格だと思う。


ちっぽけな人間

黒部の山賊―アルプスの怪

黒部の山賊―アルプスの怪

隠れた名著。
初めて読んだのは山の上。なのに、「登山道から数メートル離れたところに10年間あった白骨死体」*1の話とかが出てくるんだよおおおお。激リヤルに感じてしまう。久しぶりに読み返したいなあと思ったけど、私の本棚にはないのです。私はお山が恋しいのかな。黒部五郎岳というのがあって、野口五郎岳というのもあるのですが、私は両方登頂を果たしたことがある、はず。

*1:本が手元に無いので不正確