日本橋三越 ジャン・コクトー展 (サヴァリン・ワンダーマン・コレクション)

なんか違和感。
モントリオールでも去年の夏 ジャン・コクトー展を見たのだけれど、それとは全然違う展示内容。
チラシどっかやってしまってわかんないけど、三越はドローイング、油絵、彫刻、陶芸、タペストリーなど、コクトーが直接描いたものが中心に展示されていた。
でも、ジャン・コクトーは「詩人」で、画家ではなかったんだよねえ?
モントリオールの展示はジャン・コクトーという人物を紹介する展示だったのだと思う。「ジャン・コクトーっぽい絵」は三越の方が断然多かったけど、モントリオールの展示の方が「多岐にわたって才能を発揮したジャン・コクトー」を理解しやすかった。映像の紹介もいっぱいあったし、ポスターがかなりいっぱい。他者が表現したジャン・コクトーもかなりいっぱいあった。
三越ジャン・コクトーを舞台表現や映像表現抜きで語ろうとしてた。それはなんか違う、という印象。 
(しかしあの狭いスペースでかなりの展示数でした。エライゾー)

恐るべき子どもたち (小学館文庫)

恐るべき子どもたち (小学館文庫)

ジャン・コクトーなんかこれしか知らんのだけど。
超私的感想としては、展示室の内装がダサすぎ。展示とはまったく関係ないと信じたい花瓶の花とか。モントリオールの展示はめっちゃスタイリッシュやったのに。→http://www.mbam.qc.ca/en/expositions/exposition_46.html

渋谷

えーなんか腹かなり減ってたよ そしてカラッと暑かったよ。というわけでティーヌングリーンカレー。あまくてからくてうまい。体の芯から冷えたがな。
むげん堂LOVE。安ーーー。そんな安くなくてもいいのに。ビーズの指輪2個で105yen☆
渋谷のチチカカははじめて行った。置いてあるものは他の店舗と同じなのに、なぜかとても素敵な店内...チチカカじゃないみたい!
中略

六本木六丁目

はじめてASIMOが動いてるのを生で見た@展望台

フィリップス・コレクション展

「アートの教科書」...まあその通り。
ナビ派」のボナールの色使いがお気に入り。「開かれた窓」には黒猫が描かれている。
「現実主義とバウハウス」のココシュカ「ロッテ・フランツォスの肖像」は趣味ではないのに色使いが魅惑。マルク「森の中の鹿Ⅰ」かわいい。カンディンスキー...無条件降伏(授業で見たのは趣味じゃないのばっかりだったのに、この展示は私の趣味のものばかり集めてやがる)。
わたしが気に入った絵の色使いっていうのは、「おまえらかわかみじゅんこかよ」です。うーん。
それとルノワールの絵って全然趣味じゃないのでなんでそんなに無駄に有名なのくらいに思っていたのに、「舟遊びの昼食」を目の前にしたら、そりゃあもう、土下座でございます。なんかザワザワざわめきが聞こえるようでした。下北沢のざわめきと同じような魅力を感じたわけ。
8月3日提出のレポートともかぶるところがあるので、なんで図録買わなかったのー! と後悔しかける瞬間があるけど、
なんでかというと「さっき見たのはあたしの脳のまやかし?」というくらい印刷で出てる色が違ってて、ショックだったので買わなかった。
生で見ることが大事! というのをすごく実感した。

中国★美の十字路展

フィリップス・コレクション展の中で自分が気に入った作品については純粋にその色味などを感覚で捕らえることを楽しんだとすれば、この展示を見ることは、その歴史的遺物を見てその文化や社会を学ぶこと、もしくは自分で想像すること、を楽しんだといえる。
数年前に世田谷美術館シルクロードをテーマにした展示を見たんだけど(よく覚えていないが)趣旨が違うのか? 厳選されているのか、いろいろ面白いものが多かった。
高見矢倉(高楼?)のミニチュア? 青銅製? のものが五重塔(京都にあるような)とそっくり(細かい構造も含め←建築への興味)だとか、小さめの兵馬俑とか小さめの「俑」の展示が結構多かったので、ついつい海洋堂に思いを馳せてしまったり...
嗚呼もう中国の歴史、勉強不足! これこそ全然知らない世界なので、今更ながら図録が欲しくなってきた!

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私が感じてるリアルトーキョーとおんなじレベルでリアル中国を感じた、と思い込む。
言葉にできません。
ツァオ・フェイ《ヒップ・ホップ》(中国のじいさんばあさん子供警備員等等が路上でヒップホップを踊る映像作品)とか、シュ・ジェン《塀にすわって》(普段着の少女が新築の高層ビルを見上げる)とか、イン・シゥジェン《京劇》(公園でおじさんたちが寄り集まってやってる京劇を、小さな椅子に座って壁の写真と音に囲まれることで体験する? インスタレーション)とか、わかる気がする。

夕暮れの展望台

きらきらまたたくビルのあかり。