オノズッカ

花粉航海 (ワンダーランドコミックス)

花粉航海 (ワンダーランドコミックス)

花粉症とは関係ない。 寺山修司と関係あるかどうかは寺山修司を読んだことが無いのでわからない。
尾崎翠の『第七官界彷徨』がどの本に出てきたのか確かめようと思って小野塚カホリを読み返しています。
中学生の頃に読んだときとは全く違う印象。中学生の頃はその恋愛関係の奇抜さにやられてたけど、今見るとただのドロドロ。それよりはやっぱりそこにある寺山修司好きなんだろうなあという感じの文学性がいいよな。寺山修司読んだこと無いけど。言葉の埋め方が独特だよなあ。
釦 ボタン ワンダーランドコミックス

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男女の服が合わせが反対なのは、生活習慣の違いのためで、女のほうは誰かに着せてもらうから、脱がせるためでもある、という嘘っぱちを見事にかます話。今で言うガセビアですか。本編では中世風のイラストを入れてもっともらしくしているけれども、あとがきで作り話ですと告白。実際に夫とやってみたが難しいとのこと。そもそも主人公(女性)はクラスの男子が自分の服とは合わせが逆の釦を見事にはめるのを見て感心する、同時に指がきれいだなあと思って眺めている(萌え)、というのが物語の始まりなのですが*1、小学生のときはイッセイミヤケの男物のシャツを愛用していた私なので、理解できなかったのでした。でもその空気だよな。空気。もどかしさ、というものをうまく表現してるのだと思う。
そうそう昨日GAPでKIDSのパーカーを購入しました。血のような赤。外で着るにはいまさらあつくるしい色なので、次の冬が来るまでは部屋着。そのサイズが、男の子向けの140だったので、いろいろ自分に感心。

*1:結末は、男女の関係はうまくはまらない、というもの