売る用のダンボールの中から発見したのだが、これは手放せない。前半8割が、96年から98年の頃の作品で、今とは全然全然、全然違う絵柄で、線が細い絵、背景の自然描写なども美しい、わたしはこの細い線の絵が好み。話もシリアス、好み。
九州男児の作品からはぜったいに引き出されない形容、「繊細」が当てはまる...
壁男の話があった。「壁の中」。諸星大二郎の壁男は人間の欲望をテーマにした話だと思うけれども、「壁の中」は閉じこもってしまった人の悲しみ、かなあ。
しかし後半には2000年の作品が入っていて、もう今のような線が太めで特徴的な顔の輪郭、目、背景もあまり凝っていない、絵。ギャグ。98年の作品は四コマで、絵の線は細いがギャグ。99年に何があったのかかなり気になるので、やっぱり本を集めてみようと思った。


小姓のおしごと (バーズコミックス)

小姓のおしごと (バーズコミックス)

持っていた気がするけれども見当たらない。売ってしまったかも。どう違うのだろう。