藤野千夜

ルート225 (新潮文庫)

ルート225 (新潮文庫)

ずっと前に買って今読んでる。

なにしろミカワさん、毎日一冊は新作の○○○本を読まないと、翌朝五時までには死ぬらしいから。

ひゃ〜あたしが中学生のときに言ってたことと同じだわ。○○○の部分にはまんがが入ります、私の場合は。ときめきトゥナイトとかがんばって読んでた。
藤野千夜は「国道」と「過去の同級生」がキーワードですね。
大きな道路とか、踏切とか、街を否応なしに分断してしまうものは、きっと人の心に大きな影響を与えているに違いない、と思って踏切を渡る。



っていうか、読み終わったよ、こわいよ〜こわいよ〜こわいよ〜
「野ぶたをプロデュース」並みのイヤ〜な終わり方だけれど、物語として納得できるものになっているので、やはり一枚上手。
こわいよ〜こわいよ〜こわいよ〜
なんとか良い方向に向かうはず、と信じたいし、当然そうあるべきだと思うのに、そうならない、という話。こわいよ〜
このことは、自分の「身体」と向き合うときに生じてくるモノと関係あるのかも。私も、彼女も。



少年と少女のポルカ

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持っているのは文庫のほうだけれども、単行本の表紙は岡崎京子