諸星大二郎様
- 作者: 諸星大二郎
- 出版社/メーカー: 創美社
- 発売日: 1988/07/08
- メディア: コミック
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「生命の木」という話がすごすぎる。
長崎ではなく「東北のかくれキリシタン」の話。
後期のクロサキの授業でオラショをかじった気になっているので二頁目からがんがんに入り込み、まあそうでなくてもすごすぎる話。
その村に伝わる「聖書」では神は土からアダムと「じゅすへる」を作った。イエスはアダムの子孫しか救わなかった(?そうだっけ?)ので、その村から「じゅすへる」の子孫を救う善ず(イエス)が生まれるという話。
いんへるの(地獄)の描写がすごい。会田誠のミキサーの絵とか、こないだヴィレヴァンで立ち読んだ雑誌に載っていたしりあがり寿「ヒゲの弥次さん喜多さん」*1の村人がくっついちゃう描写と共通するものがあります。143ページ、継ぎ目があるのが気になる。
それはそうと、その立ち読んだ「ヒゲの弥次さん喜多さん」は、弥次さんと喜多さんが問題解決しちゃうあたり、水戸黄門みたいでした。