ゲロッパ!

おもしろい!
ただやっぱりパッチギ!が最高!と思う人が多いのはよくわかる。
パッチギ!には「しろいところ」がない。小学校の図工の授業でうるさく言われたのが、「白いところを残すな」ということ。余白で表現できるものももちろんあると思うけれども、場合によってはそれを隙とも言うかも。
ゲロッパ!はファンタジー要素(超法規的措置、赤ちゃんプレイ、マグロ漁船等)が多いから、隙を感じる。
あと、ゲロッパ!の舞台が蒲郡に設定されている意味は特に感じなくて、蒲郡に板を置いてその上で演技している感じがするけど、
パッチギ!は京都、というか背景と演技が溶け合ってて、画面の端まで絵の具が塗りこまれている感じ。
言いたいことを文章にするのは大変だな。
のど自慢も映画館で見たけど、あれもどこの田舎だったかわからない。「田舎」という要素しか生かしていない。たとえば下妻物語は「田舎」ではなくて「下妻」なのよね。たとえば牛久観音、下妻ではなくて近所だとおもうけど、そうゆうものが出てくるってことは重要だと思う。
うがー。
でもなによりなにより! 山本太郎ちゃんが世界一かわいく描かれている映画です! ありがとう井筒監督! わかってる井筒監督!