おもしろい本 ISBN4871885186

コンピュータのメッセージ・サービスにおいて、「言語使用は根源的に伝記的同一性から分離」されたのであり、「同一性はコミュニケーションの電子的ネットワークとコンピュータ蓄積システムの中で散乱」したのである。つまり、「個人は初めて他の個人と、自分の身体、声、性別、個人史における多くの刻印などを相手の前にさらすことから来る考慮なしに、しばしば長続きする遠隔コミュニケーションを続けるようになった」*1

ビビビっときました!! まだ全部読んでないので本全体の結論など全然知りませんが、とりあえずこの部分っていうのはなんだか私の中でうにゃうにゃしてたものをまとめてあるんじゃないの? やったねマーク。


「主体はもはや絶対的な時間/空間の一点に位置してはおらず、・・・」散乱溶解材料化される。*2


最後まで読まないことには語っちゃいけないのでしょうか?
でもビビッビビ微々ビビ。
とりあえずマークの『情報様式論 』文庫版ISBN4006030479 読めたら読んでレポートに横流しです。

*1:マーク・ポスター『情報様式論』、岩波書店、1991年、pp.123-224!!を、黒崎政男氏が『カオス系の暗礁めぐる哲学の魚』p.28でまとめたモノ。

*2:たしかにそうですね。 ただー気になるのはーこの本1991ねんに出ているのでここで「コンピュータのメッセージ・サービス」の意味するところと現在の状況にはだいぶ差がある、そういうことを言いたいんですね?わたしは。先生は? 私が一週間前に知ったブログは、一般人なら普通匿名で行われるので「他の個人と、自分の身体、声、性別、個人史における多くの刻印などを相手の前にさらすことから来る考慮なしに」いろいろ書ける。たしかに。 けど日記形式なんですよね。これは時間の一点に位置してるとは言わないの? たしかに日付もいじれるし、後から編集もできる。 けれども、アカウントとパスワードによってある程度、同一性は守られている。 けれどもコピペで散乱溶解材料化される。たしかに。 あと、せんせいが言うことには一度悪口のようなものを書かれると75日ったっても7500日たってもずっと検索に引っかかっちゃうかもって、著名人は。 まあ散乱する前なら消去もたやすいですね。空間の一点に位置しない強み? 一時間後このログが残ってるかどうか怪しい。